ボトルネックって

全部くだらない戯言。

ダークソウル2はクソゲーなのか (+シリーズの比較と個人的評価)

ダークソウル2とは

ダークソウル2は2014年3月13日にフロム・ソフトウェアから発売されたゲームです。

2015年にはダークソウル2DLC込完全版が発売されました。

ジャンル的にはアクションロールプレイングゲームあたりでしょうか。

正直な話、ソウルシリーズの中ではあまり評判が良くないように思います。

前作と比べ操作の違和感、ストーリーの不自然さなど言われるところが多々……

しかし、操作性や武器装備の充実と良いところもあります。

実を言うとPS4で初めてやったゲームでもあります。

後々、散々な評価を見て驚きました。

言われてるほど酷いゲームではないからです。

むしろ、おすすめしたい。

 

 

♯前提

ここで言うダークソウル2PS4の完全版である「DARK SOULS II: SCHOLAR OF THE FIRST SIN」のことです。

今では中古で約4000円程度でしょうか。

ダークソウル2をやりたいと思ったら、これを購入して下さい。

 

なぜかと言うと、DLCを含んだ完全版だということ。さらには追加要素と修正のされたバージョンだということ。これがあります。

修正では敵やアイテムの配置もガラッと変わっています。

 

難易度調整もされているので、比較的滞りなくゲームを進められるはずです。

(ソウルの奔流っていう強い魔法ありましたね、今は……)

 

もっとも、死にゲーと言われてるだけあって難易度は人によります。

 

 

♯前作や3との違いについて

シリーズものをやる場合、大体はナンバリングごとにやりたいと一度は思うはずです。

ソウルシリーズ順ではデモンズソウル・ダークソウル・ダークソウル2ダークソウル3となります。

私は一応全てクリア・トロコン済みです。

 

そうして分かったことがあります。

他のナンバリングと比べダークソウル2は明らかに違います。死にやすいです。

というのも、落下ダメージの入りが現実的です。

 

まずソウルシリーズは落下しやすいゲームです。

クリアまで1度も落下死しなかったという人は珍しいくらい。

それでも下に地面があれば案外2以外では、耐えられることがあります。

設定上はソウルの業により、もはや主人公は人間ではないので耐えられるということです。

 

しかし、2は現実志向なので人間だったら足バキバキだろうなというところで死にます。

レベルアップができるので、ソウルの力は得られているはずですが、とにかく身体が弱い。

設定上では常人ではないはずですが……

 

というわけで、2で他のナンバリングと同様の高さを降りようと思うと、倍くらいHPが必要です。  

 

*

ソウルシリーズで死ぬ場面というと、地形か道中モブかボスのどれかです。

 

地形は前述の通り高さに注意が必要です。

落下ダメージを軽減する猫の指輪や魔法:落下制御を使っても、なお注意すべきです。

 

また、特に2においては毒が厄介でしょう。

毒の沼や毒が空気中に広がっている地形ですね。

毒には猛毒と毒がありますが、2ではそんな分類関係ないくらい減ります。

毒を治す苔も入手しづらいです。HPが低い序盤なら治す間もなく死ぬ可能性もあります。

 

*

基本的な要素として

ソウルシリーズでは重さによってローリング性能が変わります。

軽ロリや中ロリ、ドッスンなど…

通常、軽ロリが最も攻撃をかわしやすいはずです。

2から指輪スロットが4つになったことは、良い点のひとつです。

ただその分、重さの調整に気を配る必要があります。

個人的に今までと変わりないのに、2では何故かそこが気になりました。

明確に重さがステータスに表れた結果でしょうか。

自分の好みのローリングアクションで進めましょう。

 

*

ソウルシリーズは強靭というパロメータがあります。これは簡単に言うと攻撃をくらったときに、どれほどのけぞるか。

どれほど隙ができるかといったものです。

特にダークソウル(無印)では強靭性能が凄まじく、ハベル一式などを着れば殴りながら回復してボス撃破が可能です。

 

体感ですが2ではあまりこれが機能しない。

強靭を伸ばすのにステータス同士が連動しているからです。

エストを飲むのが遅いということもあります。ヤバい死にそうって時に、回復を連打しても結構死にます。

ダークソウルをやった後、2をやると気になる点です。

デモンズや3は難しいところですが、2よりは強靭がきくと思います。

いずれにしろハベルを着るだけで何とかなるものではありません。

 

*

モブやボスを乗り切るにはやはりHPは重要です。2では生命力を伸ばすことでHPが増えます。

そして持久力を伸ばすことでスタミナが増えて、その分攻撃を避けられる。

2は敵をスルーするのが難しいです。また、魔法使用にスタミナが必要です。

特にスタミナの重要性が増しています。

 

1における寵愛と加護の指輪にあたる、1~3匹目の竜の指輪はほぼ必須です。

HPとスタミナと装備重量が増えます。3匹目は取りやすいので後半になりますが、手に入れましょう。1と違い付け外し可能です。

 

しかし、HPを伸ばしただけ回復アイテムの性能も向上させなければ意味がありません。

2からエストの性能には骨粉、回数を増やすには''かけら''が必要です。

まず、できるだけこれを集めることが大切です。

 

*

さて、2にしかない適応力のパロメータについてです。これは上げることで所謂無敵時間の延長など隙をなくすことができます。

プレイスキル関係なく、単純に難易度が下げられます。

ソウルシリーズならではの苦しさを体験したくない人は、上げるべきです。 

 

初期値ではとにかく的確な入力で避ける必要になります。

それがまたシビアなのでローリングしても、よくかする。

 

*

ソウルシリーズはいずれかのパロメータを上げることで、レベルが上がったことになります。それにはソウルという所謂経験値(お金)が必要となります。

ボスに勝てないならレベル上げしようというのが、RPGの定番です。

 

ところが2だけはある程度敵を倒すと、篝火に座っても再配置されなくなります。

つまり、ソウルを稼ぐことができなくなるのです。 

これに対する措置としてはマデューラ(拠点)で可能となる覇者誓約を交わすことです。

すると、意訳:難しくなりますよ?と言われるわけですが、敵が永遠に再配置されます。

 

確かに色々とオンライン上などで難易度が高くなる誓約です。ただソウル稼ぎをする時だけ交わせばいいのです。

やめたくなったら拠点にいる猫に話しかければ、破棄できます。

また、それは交わし直せます。

 

 

♯2のいいところを簡潔に

装備と武器が多いのでロールプレイしやす

い。面白い魔術・呪術・闇術・奇跡がある。

また、特徴的な装備や武器も豊富。

 

ボスが多いのでボスごとに分けメリハリをもって攻略でき、レベル上げの機会が増える。

2にしかない要素である「篝火の探求者」によって、区画の周回数を上げボスやアイテムを復活させられる。

つまり、レアなアイテムが集めやすく、倒しやすいボスを数回倒してレベル上げが可能。

 

最初から転移ができるので、先に進みすぎて篝火で休息しても詰むことがない。

また、移動がしやすい。

最終強化に必要な原盤がただのモブからドロップする。

 

おそらく全作で最も簡単にレベルを上げやすい。(巨人の王探求周回など)

初期エストが1でも回復アイテム(雫石)が豊富なので、特に困らない。

 

 

♯2の悪いところを簡潔に

モブが多すぎて霧までスルーが難しい。また、霧侵入中無敵ではないのがそれに拍車をかけている。

難易度調整が雑、PS3版とPS4版ではもはや別物レベル。バージョンごとでも。

モーションにクセがある、軽快さがない。

 

ボスを複数体設置する難易度調整が微妙。なお、単体で強い煙の騎士レイムや熔鉄デーモンなど良ボスもいるため、判断が難しいところ。

(レイムや熔鉄デーモンはソウルシリーズらしいボス、安直に複数置くよりも強いと思われ……)

 

謎ギミックが多い、微妙なアイテムが多い。

毒が驚くほど強いのに、苔(毒回復)を商人1人しか扱わない。そして、その商人に会いづらい上に比較的高額。(マラソンによる苔集め推奨?)

 

 

♯悪いと言っても…?

極論レベルのゴリ押しで気にならなくなります。

嫌なボスは力でねじ伏せましょう。 

それができるゲームです。

単純かつ明解ですね。

 

また、全てに必ず対応策があります。

ex.キツい毒は雫石のリジェネで相殺。

 

 

 

♯結論

2は明らかに全作中で異端です。だから、システム面を抜きにしても、ソウルシリーズとは認められないのかもしれません。

マップの繋がりやストーリー面でも正直劣っています。

 

しかし、アクションゲームとしてはこれ以上ないくらい面白いです。

1000時間はやったし、レベルも600以上はあげました。

 

まぁ、PS3の時よりは評価されていると思います。普通にやってもボリュームあるので、周回性が悪いところが評価を下げているのかもしれませんね。

 

あんまりオススメされないのはソウルシリーズのなかでも本筋ではないこと、先にやるべき1と3があるからです。

今はPS4で1~3までプレイできますから……

 

2はクリアまで時間がかかるのでオススメしづらいですね。

ただソウルシリーズでも異端であるが故に、面白い要素がたくさんあるので、いつかはやって欲しいゲームだと思います。

栄華の大剣二刀流とかね……

 

つまり、ダークソウル2クソゲーではない。

 

ちなみに、強武器と言われるメイスとレイピアに縛られることなく、好きな武器を使うことをオススメします。

2は強化しやすいから、あんまり出し惜しみせずに石使っても大丈夫です。

 

 

 

 

♯どれからする?

結局のところ、どの作品もやってみないと分かりません。

そこでどの作品からやればいいのか、という話になります。

 

シリーズ的には「デモンズ→ダクソ→ダクソ2→ダクソ3」

その並びでシステム面や難易度が整っていきます。

だから、3からやった方がいいです。

死にゲーにしてはぬるいので、あまり詰まることなく進められます。

あとは遡りつつ順番に。

 

個人的4作品難易度順(1周目)

※右に進むほど難しい

「ダクソ3=ダクソ2→デモンズ→ダクソ」

 

では、個別で理由を書きます。

(人による)

 

 

ダクソ3

・モーションやシステムが優秀

・ステータスを後から変えられる要素がある

・程よいショトカと篝火

・どのマップも比較的地形が優しい

・残り火が集めやすい

・非公式ショトカが便利

 

3はDLCは曲者揃いでキツいかもしれません。しかし、本編は無名の王以外、そこまで強くありません。その無名の王は必ず倒す必要がありません。

そうなると本編でそこそこなのは化身・踊り子くらいだと思います。化身は対応しやすいモードで戦えばいいし、踊り子は連撃を柱で避けられます。

 

サリヴァーンやエルドリッチは隙が多いので、攻撃しやすい。1周目の火力なら殴りあえるはずです。

ダクソ3はダクソ的な動きを問われるので、そこに適応できれば問題ありません。

 

しかし、私は過去作を経験しているから3を簡単だと評しているだけです。

最初のボスであるグンダは全作品でも、最初にしては強いと思います。

ただ黒火炎壺を最初に持っていると、かなり有利なので対応次第でしょうか。

 

 

ダクソ2

・各モーションに強いクセがある

・地形や毒などに注意が必要

・ほぼガン盾が通じる

・マデューラにメイスとレイピアが売ってる

・ボスより道中(モブ)の方がキツい?

・本編にボリュームがある

・ショトカがいらないくらい篝火が多い 

・死ぬとHPが減る(繋ぎ止める指輪が欲しい)

・特に序盤、人の像を考え無しに使うとヤバい

 

ダクソ2もDLCは強いです。本編に比べて完成度も高いです。しかし、本編は熔鉄デーモン以外ガン盾が通じます。(闇潜み…は除く)

その溶鉄デーモンもスルー可能。

堅実な戦いが勝利を導きます。

 

なので、マックダフ(鍛冶屋)から王国のカイトシールドを買うか、呪縛者の奥にあるガーディアンシールドを拾いましょう。 

(大盾も悪くありませんが、中盾推奨)

あえて言うなら虚ろの衛兵や鐘守のガーゴイルは数多いので、火力がないと大変。

どの作品よりも敵配置が多いので、おそらくどの作品よりも道中で死にます。そこがやはり辛いところ。

 

ただ探求のおかげでソウルは集めやすいので、どの作品よりもレベルはあげやすいです。

進めなくなったら腐れとか周回すれば楽になるかも。

 

 

デモンズ

PS3作品、システム面で少し大変

・道中に要石(篝火)がない

・開通にホッとするショトカ

・どのボスもそれぞれに特徴があり強い

・敵対NPCが結構強い

・腐れ谷、塔のラトリア……

・敵配置が秀逸

・武器最終強化に必要な石に拾えないものがある

 

いい意味でクセの塊。全マップに難所あり、どのボスにも特徴がある。見破れなければ、初見ではかなりの難易度。

また、それも当然。操作する主人公、あなたは全てのデーモンを打ち倒すべく霧の裂け目を超えた最後の英雄なのだから。

苦戦するボスは人それぞれです。そして、道中モブもなかなかの強さ。(赤目先生…)

 

挙げればキリがないが、あえてボスを一つ挙げるなら、第6聖女アストラエヤと騎士ガル・ヴィンランド。

疫病まみれの地形への誘い込み、特に高い魔法防御、HP低下とともに使う大回復、ちょっかいをかけると意外と強い聖女。

 

確かコンセプトが「人工の悪意」。設定のことだけを言っているかもしれないが、難易度的にも悪意の集合体。しかし、何度も言うようにそれがセンスが良し。

 

周回すると全作品で一番キツくなると思います。

 

(毒だらけのマップはどの作品にも必ずありますが、腐れ谷が一番キツい)

 

 

ダクソ

・グウィンが強い

ガーゴイルは硬いし、クラーグは高HP

・病み村、巨人墓場、公爵の書庫…

・後半まで転移が使えない

 

DLCは言うまでもなく強いです。また、本編もかなり強め。序盤戦うであろうガーゴイルは強化やエンチャントを駆使しないと硬い。

クラーグはかなりの高耐久、準備は必須。

序盤とは思えないほど強いです。

転移がオンスモ撃破まで使えないため、下手に下層や墓場に行くと詰む可能性も有り。

 

かなり凶悪なマップもあるが、非公式ショトカも多くスルー可能なため、初見を除くと意外とそこは気にならないかも。

 

全作中難易度を1番としたのはグウィンの存在があるからです。

グウィンはパリィ可能、パリィできれば余裕でしょう。

しかし、逆にパリィできない場合全作中最強かもしれません。

2種類の高速斬撃と掴みにパリィなしでは対処困難、ガン盾は即殺されます。

 

ダクソ1はかなり基本的な行動を追求されます。武器強化・レベル上げ・スタミナ管理・パリィなど……

初見では慣れないため苦戦しますが、周回を重ねるとデモンズと異なり特に苦戦することがなくなります。

 

 

 

♯おまけ

パリィ難易度(右ほどムズい)

「ダクソ→デモンズ=ダクソ3=(ブラボ)→→ダクソ2」

 

トロコン難易度

「(ブラボ)→→ダクソ→ダクソ3→→ダクソ2→→→デモンズ」

※ダクソ2では3周目でなければ購入できない呪術と奇跡があるため。

※デモンズでは固定ではないドロップ率の低い、純粋な月光石・月影石・刃石が武器最終強化に必要なのを考慮。

 

ゲームクリア時間(右ほどかかる)

「デモンズ→(ブラボ)→ダクソ=ダクソ3→ダクソ2」

 

トロコン時間

「(ブラボ)→→ダクソ→ダクソ3→→ダクソ2→デモンズ」

どれも信仰アイテムなどのマラソン次第。

ダクソ2は3周確定、デモンズは石の低ドロップ率を考慮。

※ちなみにダクソ2は3周同キャラミリオンルートで、トロコンしたため1000時間くらいかかりました。なお、その半分以上がマラソン

 

疲労度(右ほど疲れる)

「ダクソ=ダクソ3→デモンズ→ダクソ2→(ブラボ)」

 

ストーリーワクワク度(右ほど)

「ダクソ2→ダクソ→ダクソ3→(ブラボ)=デモンズ」

好みによる。

ダクソ3はダクソの下積みがある故、ダクソ2はパラレルだから…

 

なんだかんだ1番やったランキング(右ほど)

「デモンズ→(ブラボ)→ダクソ3→ダクソ→ダクソ2」